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民俗探訪会
相模湾の民俗 第6回 「早川駅〜根府川駅」 2010年2月17日

 曇天で大変寒い一日でしたが、終始海を見下ろす豪快な眺めに足取りも快調でした。山間の畑には大小様々な柑橘類が植えられ、ミカンの里を満喫しました。平塚市真田の武将・真田与一と郎党・陶山文三の終焉の地、石橋山の古戦場を訪れました。与一を祀る佐奈田霊社の法主様のお話は話題が尽きず、心温まるひとときを過ごせました。今回のコースから伊豆型の単座道祖神を見かけるようになり、景観とともに民俗文化の変化も肌で感じることができました。
★行程:早川駅−紀伊神社−子の神社−佐奈田霊社(昼食)−文三堂−八幡神社−寺山神社−根府川駅  参加者12名

早川にて玄関の飾り 4月紀伊神社祭礼で配られる樫枝 石橋漁港にて
▲早川では玄関に枯れ葉を挿した家が目につき、気になった。 ▲聞きとりの結果、4月の紀伊神社祭礼で配られる樫の枝と判明。御札と同じ意味をもつ。 ▲石橋漁港にて。石橋から先は地名どおり石の海岸になる。
石橋の定置網 佐奈田霊社堂内 佐奈田霊社の消防木遣師額
▲石橋の定置網を遠望 ▲佐奈田霊社の堂内。2010年4月23〜25日の石橋山合戦830年祭で、真田与一像が開帳される。  ▲佐奈田霊社の消防木遣師額。与一は咳の神・喉の神として、声を商売とする人々に信仰される。
佐奈田霊社の佐奈田飴 佐奈田霊社法主のお話 湘南そろばん塚
▲佐奈田霊社では佐奈田飴・のど飴・水飴を授与している ▲佐奈田霊社法主から石橋やお寺の歴史をお聞きする。 ▲湘南そろばん塚。算盤の先生も声を出すので佐奈田霊社を信仰する。
陶山文三を祀る文三堂 与一が討ち死にしたねじり畑 丘陵に片浦名産のミカン畑
▲真田与一の郎党で、与一とともに石橋山で戦死した真田の陶山文三を祀る文三堂 ▲与一が討ち死にした“ねじり畑”で耕作すると、野菜が皆ねじれてしまうといわれた ▲丘陵に片浦名産のミカン畑が広がる。
米神の定置網 八幡神社に奉納された漁撈絵馬 八幡神社の狛犬
▲相模湾で最大規模といわれる米神の定置網 ▲米神の八幡神社に奉納された漁撈絵馬 ▲昭和3年に「米神鰤大謀網監督及船方一同」が奉納した八幡神社の狛犬。
米神の八幡神社にて伊豆型単座道祖神 寺山神社の単座道祖神 寺山神社の単座道祖神
▲米神の八幡神社にて、今回の探訪で初めて伊豆型単座道祖神と出会う。 ▲根府川寺山神社の単座道祖神三体は、マフラーのように首へ幟旗を巻いていた。背後の石祠の三猿像も珍しい石仏。

★次回:2010年5月19日(水) 「相模湾の民俗 第7回」 根府川駅〜真鶴駅  

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