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民俗探訪会
相模湾の民俗 第4回 2009年10月21日「国府津駅〜小田原駅」

 国府津から小田原にかけての浜を歩いてみると、平塚海岸の砂浜に比べ礫が多いことに気が付きました。酒匂川から流れてきた礫が波で打ち寄せられたものです。また、沿岸地域では竜宮社をはじめとする神社がコンクリートや石などで建てられているのが印象的でした。強い潮風に耐える堅牢な造りといえます。

★行程:国府津駅−菅原神社−大見寺−酒匂川河川敷(昼食)−網一色の八幡神社−山王原の戎社・竜宮社・山王神社−北條稲荷−袖ヶ浦地蔵尊−八代竜神−千度小路の竜宮社−なりわい会館−松原神社−小田原駅 参加者14名

国府津菅原神社の撫で牛 国府津海岸 酒匂の大見寺墓地と旧川辺邸の蔵
▲国府津の菅原神社には、網や綱が彫られた、石造の撫で牛がある。 ▲国府津の海岸へ出ると、砂よりも礫が目立ってくる。 ▲酒匂の大見寺墓地と、背後はブリ大尽といわれた旧川辺邸の蔵。
酒匂川 山王原の戎社 山王原の竜宮神社
▲酒匂川は水が澄み、小魚が群れを成して跳ねていた。 ▲山王原の戎社には、はりぼての恵比寿像があった。 ▲山王原の竜宮神社には、マグロ漁やサンマさのされ網漁などの漁撈絵馬がある。
山王原 山王原にて魚屋さん 小田原古新宿町の袖ヶ浦地蔵尊
▲山王原の浜で記念写真、この海岸も礫が多い。 ▲山王原にて車で販売する魚屋さんから、葉山産という釜揚げシラスを購入。 ▲小田原古新宿町には、むかし漁師の網に掛かったという袖ヶ浦地蔵尊がある。
小田原古新宿町の八代龍王 小田原千度小路の竜宮社 小田原松原神社の石亀
▲小田原古新宿町の八代龍王社は、難破した八代水軍の龍神を祀ったものという。 ▲小田原千度小路の竜宮社も、堅牢な造りの社である。 ▲小田原の松原神社に石亀があり、甲羅を撫でると御利益があるという。

★次回:11月18日(水) 「相模湾の民俗 第5回」 小田原駅〜早川駅  

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