古代生活実験室
「鹿角製釣り針で魚を釣る!」 実釣への道(4回目)
平成25年(2013年) 1月19日(土)
 釣り針製作の合間には、出土資料の大きさや形状を確認します。
 今回から新たに黒曜石による切断にとりかかります。
 これまでの経験で、石器による薄切りの難しさは身に染みています。

 技術力はどのくらい向上しているのでしょうか。
 さて、

 麻ひもと砂による切断も進んでいます。
 麻ひもを撚って、砂の絡みを多くしています。

 切断機能は高いのですが、ひもが太い分、作用面積が大きくなります。

 もう少しで切断完了です。
 細い麻ひもによる、縦方向の切断も継続します。

 砂粒の絡みが少ないうえ、頻繁にひもが切れます。
 前回の1時間、今回の1時間、合わせて2時間の作業で溝が大きくなってきました。
 横から見ると、ひもの太さ分は進んでいます。
 前回の終了時点と比較してみましょう。

 上段は今回の終了時点(作業2時間)。

 下段は前回の終了時点(作業1時間)。
 マイギリも改良しています。お忘れなく。
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