古代生活実験室
「鹿角製釣り針で魚を釣る!」 鹿角の加工体験(8回目)
平成24年(2012年) 6月16日(土)
 今日は、石の加工に造詣が深い五十嵐睦学芸員に指導してもらいます。
 専門家の言葉には素直に従うメンバーです。
 早速砂と麻ひもを使った切断を続けてみましょう。
 弓は使わず、二人がかりで切っていきます。
 かなり効率は良いようです。
 砂を頻繁に供給しながら切っていきます。
 すこしグラグラしてきたように思えます。   
 もう折れそうですので、折ってみましょう。
 きれいな切断面です。
 反対側はこんな感じ。

 この方法に目処がつけば、これからの加工に生かせます。
 こちらの調整も大詰めを迎えようとしています。
 実習生の荘さんは今日が最後の参加。
 切り離して釣り針の形にします。
 それらしい形になりました。
 しかし、釣り針としては大きな弱点があります。

 わかりますか?
 現代の釣り針と比較してみると、針先の向きが異なります。

 これでは魚の口に刺さる精度は低くなってしまいます。


 結果、この作品は荘さんに記念品としてプレゼントされました。
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