古代生活実験室
「鹿角製釣り針で魚を釣る!」 鹿角の加工体験(7回目)
平成24年(2012年) 5月19日(土)、23日(木)
 輪切りタイプの釣り針は、仕上げ段階に入りました。
 最後のポイントは針先の方向です。

 慎重に作業を進めましょう。
 こちらも釣り針の形に近づいてきました。
 軸と針先の間隔を考えながら、軸を削っていきます。
 なぜか 自信満々です。
 角の輪切りは、途中から進行が極端に遅くなります。

 石器の厚みがネックになっているようです。
 なかなか進みません。

 そこで・・・・   
 麻ひもと砂を使ってみることにしました。

 平塚市社会教育課の五十嵐睦学芸員の監修です。
 なかなかいい具合ですが・・・。
 この使い方でいいのかどうか、今後の課題です。
 台湾からの実習生、荘さんも細かい調整作業を体験します。
 糸を結んでバランスをチェックします。
 釣り針らしくなってきました。

 でも、針先の方向を調整しないと、このままでは刺さりにくそうです。
 5月23日は中庭に「トクサ」を植えました。
 これまた社会教育課の五十嵐学芸員に教わった、研磨用の植物なのです。

 「トクサ」は「砥草」のことなのだそうです。

 新たな挑戦が始まりました。
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