古代生活実験室
新プロジェクト 「鹿角製釣り針で魚を釣る!」 始動
平成23年(2011年) 10月15日(土)
 2011年9月
 かつて古代食実験において、常に相模湾の食材を確保し続けてきた、古代生活実験室が誇る漁業組合が、新たなプロジェクトを思いついた。

 それは、鹿角製の釣り針で魚を釣ること。

 そしてこの日、壮大な挑戦が始まった。

 まずは鹿の角の硬さを体験。
 中心部は密度が低いため、強度に問題がありそうだ。

 使える部分は周辺の「ち密」な部分。
半分に切断して観察。
 黒曜石を使って感触を確認。
根気良くキズをつけていく。
 穴あけにも挑戦。
 きれいに穴が開いた。右側の突起を切断すれば、釣り針の形に近づくはず。
 石斧状に割ったチャートを使って、縦割りの実験。
 水を付けながら作業をすると、思った以上に早く溝が深くなっていく。
 進行の確認。
 削りくずがどんどん出てくる。
 切断の実験。
 こちらもチャート製の石器を使う。黒曜石よりも効果が高いかもしれない。
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