砂浜海岸の汀線付近に海に向かって出っ張った高まりと円弧を描いた低まりが交互に並んでいるのが良くみられます。これはビーチカスプといい、波が正面から入ってきた場合に良くできるといわれています。海に向かって突出した部分には粗い細礫が、へこんだ部分には比較的細かな砂がたまっています。これは波が寄せたり戻ったりする遡上帯にできる微地形で、寄せ波による堆積と引き波による侵食が密接に関係してできるようです。平塚海岸での測定では47m程の波長のものが卓越していました。 | |
ビーチカスプ(茅ヶ崎海岸) | |
平塚海岸のビーチカスプ(虹ヶ浜) (1991年9月 生い立ちを探る会計測) | |
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