カリスト NASA/JPL 4番目の衛星カリストは、赤道半径2,403kmと、ガニメデに次ぐ大きさです。ガリレオ衛星の中では最も暗く、最も密度が低いことから、カリストは水の比率が高いことを示しています。 |
カリストの同心円クレーター NASA/JPL ボイジャーの画像ではクレーターが多く、起伏はほとんどないことがわかります。このことから古い地形を残していることがうかがわれます。カリストの表面は厚さ200kmほどの氷の地殻で覆われ、その下に深さ10kmほどの海が広がっていると考えられています。カリストの海は、カリスト内部にある放射性物質の崩壊熱によってできたと考えられています。 |
ガリレオ衛星の内部構造 |
ガリレオ衛星の大きさ比較 木星には、2003年3月現在60個の衛星が発見されています。これは、確認されている衛星の数では、太陽系で最も多いものです。4つのガリレオ衛星以外は全て20世紀以後の発見です。これは観測技術の発達で、小さな天体でも見分けられる能力が高くなってきたためで、今後も増えていくと思われます。 近年発見される衛星はその直径が数km以下という小さな天体で多分、木星に捉えられた小惑星起源の天体だろうと考えられています。 |
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