ガイドブック 星空博物館 (第3章 太陽系の星たち)

9つの惑星

平成15年3月発行

 すい・きん・ち・か・もく・ど・てん・かい・めい
 太陽系の大きな惑星は9つあります
 太陽に近い順に水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の九つです。火星までは太陽に比較的近く、木星以後の惑星は遠くはなれています。

太陽と惑星の大きさの比較
(自転周期が逆回転の星は、マイナスの数値で表す)

 それぞれの惑星はまた、地球型惑星と木星型惑星とに分けられます。
 地球型惑星は、太陽に近い水星、金星、地球、火星の4つで、堅い岩石の表面を持ち、比重が比較的大きな惑星です。自転周期はゆっくりで、とくに金星は遅く、ほかの惑星と異なり、東から西に自転しています。地球、金星,火星は大気を持ちますが、その主な成分は、地球がちっ素と酸素、金星、火星は二酸化炭素です。
 木星型惑星は、木星、土星、天王星、海王星で、ガス型惑星とも呼ばれます。水素とヘリウムが主な成分です。中心には核となる岩があり、大気から本体の中心近くまでガスが連続的に液体、金属状態になっていると考えられています。一般的に低い密度で、自転周期は早く、リングと多くの衛星を持っているのが特徴です。
冥王星は大きさは地球型惑星に近いのですが、遠く、小さいために岩とメタン、二酸化炭素の氷でできた星で、大気が少しあるくらいしかわかっていません。