ガイドブック 星空博物館 (第3章 太陽系の星たち)

天体の種類

平成15年3月発行

太陽系の仲間たちの分類をしてみましょう。
九つの大惑星と衛星たち
 わたしたちの地球を含む太陽の周りをほぼ同一平面で回っている大型の天体たちとその周囲を回る衛星です。

太陽系の仲間

小惑星
 主に火星と木星の間にあって、最大でも直径400km、小さなものは直径1kmくらいのものが発見されています。数は軌道がはっきりしているものだけでも1万個、実際は無数にあります。

彗星
 ほうき星として時々話題になる天体です。水やメタンなどの氷を含み、太陽系の果てからやってくると考えられています。太陽から離れているときは尾はひかず、近くに来ると、太陽の熱と光で蒸発したガスが尾を作ります。

流星塵、惑星間塵
 こまかいチリのようなものが太陽のまわりをまわっています。彗星から吹き出したチリなどが流星群を作り、やがて黄道面に集められます。これらのチリに太陽の光があたって照らされます。これは黄道光と呼ばれる現象として見ることが出来ます。

エッジワース・カイパーベルトからオールトの雲
 主に氷でできた小惑星や彗星核になる天体が冥王星の外側にひろがり、さらに球形に1〜2光年のかなたまでひろがっているだろうと、考えられています。