神格化された隕石(国立科学博物館所蔵) |
昔の人は天から石が降る、ということは大変な驚 きであったと思われます。多くの国で、神殿や祭 壇の神体や守り神のように崇拝がされていました。 初めて隕石が科学的に考察をされたのは1772年 のことです。フランスのラボアジエは「地表のもの であった」と結論していますが、1794年、ドイツの クラドニが「明らかに地表のものではない」との報 告をしました。この後1803年、パリに大規模な隕 石雨があり、フランス理科大学で調査した結果、 隕石が宇宙物質である、という決定的な証拠とな りました。 隕石「メテオライト」は古代ギリシャ語の「メテオラ」 が語源です。これは「空中の物体」を意味し、言 い得た名前であることは1800年ころになるまで証 明されなかったということです。 . |
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