火星大接近 2003 (7、解説 新しい火星像)

火星の地質図

平成15年秋季特別展図録 平成15年10月発行

 火星の地形はマリナー9号の観測を元に、アメリカ地質調査所から、3 0の地域に分けられた地形図が作られました。その後、ヴァイキングの観測を元に同じ地域ごとの地形図、地質図が作られてきています。地質図は火星の地質年代を、層位学的な見地とクレーター年代学を用い、火山活動、流出チャンネルなど、地形的な特徴を詳細に調べて区分けしています。

火星の東半球地質図 (横浜科学子ども館所蔵)
東半球は最も古いノアキス代の地層と北の新しい地層を含む。


火星の西半球地質図 (横浜科学子ども館所蔵)
西半球はタルシス高地と火山、マリネリス峡谷、流出チャンネルの地層を含む。