流星は、小さなちりが地球に衝突し、地上から10km前後の高さで発光しながら燃え尽きるものです。地上からは星が流れて消えるように見えます。毎年決まった時期にとくに流星の多い夜があり、これを流星群と呼びます。流星群のもとは、彗星がその軌道周辺にばらまいた塵が彗星に近い軌道を回っているものなので、これも太陽系の仲間と言えるでしょう。 流星群のいくつかには、軌道のよく似た、母天体と見られる彗星が見つかっています。ペルセウス座流星群の母天体はスイフト−タットル彗星で、この彗星の回帰があった1992年前後には、ふだんにもまして大量の流星が出現しました。しし座流星群は、テンペル−タットル彗星が回帰する前後だけ、急激に流星数が増えることで有名です。この彗星は1998年に回帰します。 |
スイフトタットル彗星 1992年12月4日 |