平塚の星空 (太陽系の星たち)

最終更新 1998年5月

 月は地球を回る衛星で、太陽の光を浴びて光っています。直径は地球の3〜4分の1程度ですが、近くにあるので、見かけの大きさは太陽とほぼ同じになっています。月の満ち欠けは暦の源にもなり、また、潮の干満を海に起こすなど、私たちの生活に深い関わりを持っています。
月面の地形
 月面には、「海」と呼ばれる黒っぽいのっぺり平らな地形と、おもに隕石の衝突によってできたとみられる「クレーター」が目立ちます。月面の地形を観察するには、観察したい場所が満ち欠けの欠け際になる時を選ぶとよいでしょう。欠け際は月の上で夕方や明け方になっている場所で、影が大きくなるため、地形が強調されて見えるのです。

月 1994年10月22日
望遠鏡による写真ですが、肉眼で見たときの上下にしてあります。


虹の入江
雨の海の北岸にあります。月面観望の名所のひとつです。
月面の海は月内部から流れ出た溶岩が固まってできた地形といわれます。
のっぺりした中にも、しわのような起伏が見えます。

月面南部をうずめるクレーター群
月面の南部(写真では下部になります)は重なり合う無数のクレーターに覆われています。