太陽はおもに水素ガスよりなる天体です。水素がヘリウムに変わる核融合反応が中心部で起き、発生したエネルギーが表面に伝わって、強い光を放たせているのです。私たちが目にする、光り輝く面を光球面と言います。ここには太陽黒点が現れ、太陽の自転とともに移動し、消長します。Hα線だけを通すフィルターで撮影されるのは、その外を薄く包む彩層と、そこから突出するプロミネンス(紅炎)です。皆既日食時にはさらに外に真珠色に広がる太陽コロナを見ることができます。 |
太陽黒点 (1991年8月22日) |
Hα線による黒点周辺の様子 (1991年6月8日) |
光球面 |