平塚の星空 (星空の12ヶ月)

10月の星空

最終更新 1998年5月

 秋本番となり、天高く星輝く季節です。秋の星座たちも出そろってきました。しかし、秋の星座には明るい星が少なくて星座の形を結ぶのに少々てこずります。まずは目印になる明るい星をさがしてそこからたどることにしましょう。南の空高くにぺガスス座の大きな四辺形を見ることができます。二等星ひとつと三等星3つで、秋の四辺形とも呼ばれます。この四辺形から秋の星座たちを見つけることができます。四辺形の東のへりを北へ伸ばすとWの字の形のカシオペヤ座、南へ伸ばすとくじら座のしっぽの二等星デネブカイトス、東のへりを南へ伸ばすとみなみのうお座に光る一等星、ホ−マルハウトが見つかります。この星は秋の星座の中でたった一つの一等星です。南の空はデネブカイトス、ホ−マルハウトの他はあまり目立ちませんが、西の方から やぎ座、みずがめ座、うお座という星占いに出てくる黄道上の星座たちがならんでいます。また、四辺形の中で一番明るい二等星から北東にアンドロメダ座の星が弓なりに続きます。北の空は西のはくちょう座から続く高い空に天の川が流れています。夏に比べ、天の川の明るさや巾も、淡く細くなっています。この流れのなかに古代エチオピア王のケフェウス座、カシオペヤ座と続きます。

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