平塚の星空 (星空の12ヶ月)

5月の星座

最終更新 1998年5月

 北斗七星が北の空の高いところにあります。ここはおおぐま座の尾と腰にあたります。北斗のひしゃくをつかって、北極星を見つけてください。おなじ二等星のコカブが上にあるのでまちがえないように。この2つをむすぶ小さなひしゃくがこぐま座です。北斗の柄のカーブを伸ばしてゆく春の大曲線で、空のまん中近くにアークトウルス、南の空にスピカを見つけましょう。この2つと、しし座の尾のデネボラを結ぶ三角が春の大三角形です。一等星レグルスは南西の空に傾きました。うしかい座は、アークトウルスから北にネクタイのような形に星を結びます。そのネクタイの東側に半円形に星がならんでいるのがかんむり座です。おとめ座は、スピカから右のほうに「y」の形に結びます。「y」の下のヨットの帆のような四角い星のならびはからす座です。レグルスの下の方にうみへび座のアルファルドがぽつりと光りま。頭の星は暗いのでもうわかりにくいかもしれません。うみへび座はからす座を乗せスピカの下まで続きます。東の空に見える明るい星はこと座のベガです。かんむり座とベガの間がヘルクレス座になります。西の空にはカペラ、ポルックスとカストル、プロキオンなどがまだ見えますが、ようやくこれらの輝きも薄れ、北東の地平線にはくちょう座のデネブがのぼってきています。

5月の星空