平塚の星空 (四季の星座)

冬の星座  おうし座

最終更新 1998年5月

初冬の東の空に小さくごちゃごちゃと集まったすばる星が上がってきます。しばらくするとすばる星の後を追うようにオレンジ色の一等星アルデバランが上がってきます。アルデバランは「つづくもの」の意味で、すばる星の後について星空を動いています。このアルデバランから小さな星が集まってV字形に星が並んでいるのがわかります。このV字はヒヤデス星団という星の集団で、おうしの顔を作っています。神話では大神ゼウスがフェニキヤの王女エウロ−ペに会いに行く際に変身した白い牛です。ゼウスが変身した白い牛は野原で遊ぶエウロ−ペに近づき、エウロ−ペが背中にこしかけたとたんにかけだしました。エウロ−ペを背中に乗せたまま地中海を渡り、クレタ島に着くとエウロ−ペをおろしました。ゼウスはこうしてエウロ−ペをさらってきたのでした。エウローペの名前はヨーロッパという地名のもとになりました。そして、エウローペをさらった白い牛は空に上がり、おうし座になりましたが、その姿は半分海中にかくれた姿になっています。

おうし座

おうし座の写真