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1月の星空

平塚の星空 (星空の12ヶ月)

1月の星空

最終更新 1998年5月

 1月は1年のうちで最も寒い月です。大寒という1月 日の前後が特に寒く、風も強く吹いたりします。しかし、夜空の星たちは空気の澄み切ったこの時期に輝きを増します。特に冬の星座は実ににぎやかで、白い星、黄色い星、青い星、赤い星、とカラフルな明るい星たちがキラキラと輝きます。南の空高くにオリオン座が見えます。オレンジ色のベテルギウス、青白いリゲル、という一等星。三つ星と残りの肩と足の星は青白い二等星です。一等星が2つ、二等星が5つと、明るい星で作られた星座です。これらの星一つ一つが音もなくキラキラとまたたくようすは、たとえようのない美しさです。オリオン座の三つ星を高い方の空へ伸ばすと、おうし座の一等星アルデバランがオレンジ色に輝くのが見つかります。アルデバランのあたりは星がVの字の形に並んでいますが、これがおうしの顔になります。アルデバランからさらに西を見ると、すばる星がごちゃごちゃと固まって光っています。星がよく見えるところでこのすばる星を見ると、なにかボ−とした光をまとっているように見えます。おうしの顔のV字から角を伸ばすと、角はかなり伸びて角の明るい方の星から五角形ができます。これがぎょしゃ座です。五角形の中で最も明るい星は一等星のカペラです。このぎょしゃ座の中を淡い冬の天の川が流れ、北西に伸びてペルセウス座、カシオペヤ座、ケフェウス座と秋の星座に続きます。反対にぎょしゃ座から南東に伸びてふたご座の足元を通り、おおいぬ座、こいぬ座の間を南下し、とも座へとつながって行きます。冬の天の川はぎょしゃ座からふたご座にかけてが最も淡く、おおいぬ座あたりから南少しずつ明るく、太くなります。

1月の星空
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