尾にある一等星デネブ(「尾」の意味)は夏の大三角形の一角を形成する星です。見た目の明るさこそベガ、アルタイルに劣りますが、アルタイルの100倍も遠くにある星で、なおかつ一等星として見えているのですから実体はとてつもなく大きな明るい星といえます。はくちょう座の十字形は「北十字」とも呼ばれ、西に沈むときはちょうど十字架を立てたようなかっこうとなります。このはくちょうは、ゼウスが恋人の一人レダに近づくために化けた大白鳥だとか、太陽神の息子パエトンのなきがらをさがす親友のキュクノスが変身させられた姿とか、トロヤ戦争でアキレウスに倒されたポセイドーンの息子のキュクノスの姿などに見られています。 |
はくちょう座 |
はくちょう座の写真 |