スピカ(おとめ座)のすぐ南に、ヨットの帆のような四角い星のならびが見つかります。ギリシャ神話によると、からすは昔は銀色の美しい鳥で、太陽の神アポロンの使者でした。ある日アポロンの妻コロニスの浮気を目撃して主人に報告したところ、逆上したアポロンは妻を殺してしまいました。そして愛する妻の心がわりと死をひどく悲しみました。やがて自分の行ないを悔い、こんどは報告したからすをうらんで真っ黒な鳥にしたうえ、天界にはりつけにしてしまったのです。からす座の星はそのからすを打ちつけている天の「くぎ」なのだということです。 |
からす座 |
からす座の写真 |