特別展・企画展 案内

2007年度夏期特別展


展示室の様子。特別展開催中です。皆様のご来場をお待ちしております。

会期:2007年7月14日(土)~9月9日(日)


特別展の展示解説書表紙
特別展展示解説書を販売中
 

夏期特別展「平塚周辺の地盤と活断層」展を開催中!

 南関東は3つのプレートの境界部に位置し、巨大地震が数多く発生しています。今回の特別展では、平塚周辺の地盤と活断層にスポットを当て、地震によって起きる活断層や液状化が、地形や地盤とどのように関連しているかについて、展示・解説します。具体的には、「平塚の地盤図」として、平塚市域の地形分類、軟弱地盤の厚さ、活断層位置、過去の液状化地点などを地図で図示し、市域の地盤の状況が一目でわかるようにします。大磯丘陵に見られる断層については、その特徴を剥ぎ取り標本や模型、実物標本で示し、平野の地盤については、微地形の軟弱地盤との関わりや液状化について、液状化剥ぎ取り標本、写真、実物資料で解説します。「平塚の地盤図」と、液状化・断層の剥ぎ取り標本が今回の展示の目玉です。その他、パソコンによる市域の地盤検索もできるようにし、関東大地震や阪神淡路大地震、新潟県中越地震、今年3月の能登半島地震の被害状況についても触れます。相模湾を含めた広範な地域の地震の発生機構や活断層の鳥瞰図についても紹介します。

特別展示室の様子はこちらから

 

■主な展示資料
  • 地盤図
    平塚周辺の地盤図を販売中
      (上画像はその一部)
    平塚周辺の地盤図(1/10000 微地形分類図・活断層図・軟弱地盤層厚図・過去の液状化地点図等。平塚市域の地盤と地形が一目でわかります。)
  • 断層剥ぎ取り標本(国府津-松田断層・土屋の断層)
  • 小向断層・日向岡断層・伊勢原断層・生沢断層・国府津-松田断層など近隣断層の写真・スケッチ・実物資料・CG鳥瞰図等での説明
  • 食違い礫・鏡肌・波食台礫などの標本
  • ココアと小麦粉による断層モデル
  • 液状化剥ぎ取り標本(中井町・小田原市・茅ヶ崎市の液状化標本)
  • パソコンによる平塚の地盤検索
  • 液状化モデル
  • 液状化判定図
  • 相模平野の地下断面図
  • 兵庫県南部地震・新潟県中越地震・能登半島地震等の被害写真
  • 今後予想される地震についての解説
  • 断層関連施設紹介・滝と温泉マップなど
■関連行事
◇特別記念セミナー:「相模平野周辺の活断層と地盤特性」

     日時:8月26日(日) 13時30分~17時 申し込み制(定員100名)
     内容:1「大磯丘陵の活断層と地震テクトニクス」 山崎晴雄氏(首都大学東京)
         2「相模平野周辺の地盤と活断層」 森 慎一(平塚市博物館)
         3「相模平野の地盤振動特性」 山本俊雄氏(神奈川大学)
     場所:平塚市博物館講堂
     申込:8月12日迄に氏名・住所・電話・年齢を明記の上、往復葉書で博物館迄。多数の場合抽選。

◇野外観察会:「活断層を見る」  場所:平塚市高根~湘南平

     日時:8月18日(土)9時~15時。 定員30名。
     申込:8月2日迄に氏名・住所・電話・年齢を明記の上、往復葉書で博物館迄。多数の場合抽選。

◇連続講座:「平塚周辺の地盤と活断層」

     日時:8月2日・9日・30日(木)。毎回10時30分~12時 於:博物館講堂
     内容:平塚の地形と地層・平塚の地盤と液状化・平塚の活断層についての3回に亘る連続講座。
     定員:60名。当館学芸員担当。
     申込:7月20日迄に氏名・住所・電話・年齢を明記の上、往復葉書で博物館迄。多数の場合抽選。

◇こども地震実験教室:「実験で知ろう・平塚の地盤」

    日時:7月28日(土)・8月12日(日)。毎回13時30分~16時 於:博物館内
    内容:身近な材料を使い、断層や液状化を発生させる実験を行い、平塚の地盤を知る。
    申込:参加自由。小学生以上。ひらつか防災まちづくりの会共催

◇特別展展示解説

    日時:8月2日(木)・8月9日(木) 13時~14時
    場所:博物館特別展示室 当館学芸員担当。
伸張応力場で形成された正断層(平塚市人増)
伸張応力場で形成された正断層(平塚市人増) 1923年関東地震での液状化による馬入川鉄橋の崩壊


高根に見られる小向断層
高根に見られる小向断層
開催期間
2007年7月14日(土)~9月9日(日)

開館時間
午前9時~午後5時
(8月21日~26日は午後7時まで開館)
休館日:毎週月曜日(7月16日は開館)と7月17日(火)

会場
平塚市博物館特別展示室(入場無料)
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