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平塚市博物館/火星大接近2003展

秋期特別展

会 期:平成15年10月4日(土)~11月30日(日)
会 場:平塚市博物館 特別展示室
午前9時~17時(金曜日は19時まで)月曜休館


 この夏に、6万年ぶりと言われる大接近を果たし、宵の南の空に赤く輝く火星は、10月に入ってもよく見えています。その火星にスポットをあてた秋期特別展を開催いたします。今回の大接近についての、地球と火星の動きを再現した模型や、人類が抱いてきた火星という星について記されたもの、そして近年明らかにされた興味深い火星の素顔をご覧にいれます。


特別展関連行事

■講演会:10月11日(土)16時 プラネタリウム室 入場自由
  「火星NOW 火星隕石からたどる火星の素顔」講師 国立極地研究所 今榮直也氏

■アクアマリン火星コンサート:10月17日(金)18時 プラネタリウム室
       入場無料 16時より1階受付にて入場券をお渡しします。定員60名
       夏のプラネタリウム「火星~夢見るシジミ」主題歌も生演奏で聞けます
■火星を見る会:10月10日・17日・24日・31日・11月7日 19時~21時(雨曇天時中止)参加自由


ここが見どころ!!(おもな展示物)

地球と火星の軌道

軌道展示
 火星は地球のすぐ外側をまわっています。その地球と火星が軌道上をどのように動いて、今回の大接近となったか、宇宙空間を表現した大形の模型でわかりやすく解説します。

火星の地形図と火星儀

火星儀
 アメリカの火星探査機マーズ・グローバルサーベイヤが計測した標高データをもとに作成した地図で、火星表面の地形が克明に記録されています。30枚に及ぶ地形図と、それをもとに作成した火星儀を展示してあります。また、アメリカ、地質調査所がバイキング探査機の観測から作成した地質図は、火星が天文学の世界から地質学的な研究対象になったことを示しています。

火星いん石

隕石
 火星から飛んできたとされるいん石が地球上で見つかっています。火星いん石と呼ばれ、火星に大きないん石が衝突し、火星の岩石が宇宙空間に飛び出して地球に到達したもの、と考えられています。生命の星・地球博物館所蔵のものと、日本の南極いん石調査隊が発見・収集した火星いん石を展示しています。また、大変珍しい月から飛んできたいん石も展示しています。

火星の立体地形模型

地模型
 博物館天体観察会のメンバーが製作した、火星の地形模型です。火星の西半球と東半球それぞれの等高線地形図から製作したものです。火星の火山や峡谷、大きな盆地など、それぞれ特徴的な地形を理解することができます。

西郷星(さいごうぼし)の錦絵

錦絵
火星表面に「運河」が観測された19世紀末、日本では西南戦争に敗れ戦死した西郷隆盛の姿が火星の中に見える、といううわさがあり、大接近中の火星を「西郷星」などと呼びました。当時の錦絵(千葉市立郷土博物館蔵)を展示しています。

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平塚市博物館 254-0041 神奈川県 平塚市 浅間町12-41
電話:0463‐33‐5111 Fax.0463-31-3949
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