特別展・企画展 案内
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2011年12月1日(木)~2012年1月29日(日)
展示期間を延長しました
 平塚市岡崎字上ノ入(かみのいり)に所在する「上ノ入遺跡」は、伊勢原台地の南端、丸島から東へ半島状に延びる台地のほぼ中央部に位置する遺跡です。


 岡崎小学校の校舎建築に伴って、昭和49年から51年までの間に4回にわたって発掘調査が実施されました。調査では縄文時代から中世かけての様々な資料が発見され、市内でも極めて重要な遺跡であることがわかったのです。

 なかでも縄文時代の資料は、竪穴住居址10軒、敷石住居址2軒、配石遺構群4基の他、土坑、ピット群が多数発見され、遺物は中期を主体に後期、晩期の土器、石器、炭化物、焼けた獣骨などが出土しています。




 今回の展示では、普段収蔵庫に保管している上ノ入遺跡出土の縄文土器資料のうち、接合・復元されているものを一堂にご紹介します。





 縄文時代中期から後期にかけての土器の雰囲気の違いはもとより、バリエーションに富んだ器形と文様は、現代の私たちに、心豊かな縄文時代人の感性を伝えてくれることでしょう。