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![]() 地震後、博物館には、市民の皆様から地盤についての問い合わせが多数寄せられています。そこで、今回の寄贈品コーナーでは「平塚の地盤と活断層」をテーマに取り上げました。 平塚市域の地盤は、海に堆積した砂からなる地盤、相模川や金目川が氾濫して堆積した主に泥からなる地盤、丘陵を作る赤土からなる地盤に、大きく分けられます。地盤は地下を掘らないと見ることができませんが、地表の凹凸した微地形から、推定することができます。今回の展示では、地形と地盤との関係、平野の地盤―特に液状化や軟弱地盤について、丘陵に走る活断層について取り上げます。特に「平塚周辺の地盤図」を展示しますので、自分の家の地盤が、かつての海岸に堆積した水はけの良い砂地盤なのか、川が氾濫したときの湿地なのか、昔の川の跡なのかなどを確認していただけたらと思います。地盤として良好な丘陵地には、活断層が走っています。活断層は今後、いつ動くのかがほとんどわかっていません。過去の断層の履歴や活動間隔を調べる必要があります。 私たちの住む神奈川県は相模湾を走るプレート境界の北側に位置しており、地殻変動の激しい場所ですから、地震による変動と向かい合っていかなければなりません。この機会に私たちの住む平塚の地盤について、見直していただけたらと思います。 ![]() この展示の関連行事として、下記のように平塚の地盤についての講演会を行います。参加自由ですのでご参加ください。
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写真(上):地盤沈下とコンクリートの破壊 写真(下):用水路の亀裂 | ||||||||