テントウムシとハムシ (2001.3)
3月に入ると、日だまりの枯れ草の上にはいろいろな虫たちも顔を出すようになります。ひときわ目立つのは、だいだい色に黒い点々をつけたナナホシテントウでしょう。同じような配色の虫に、スイバやイタドリの新芽についているイタドリハムシがあります。どちらもつやつやした羽が春の光を反射してまぶしく感じられます。ナナホシテントウのようなテントウムシのなかまは、鳥におそわれると嫌な味のする黄色い液を出して身を防いでおり、その派手な模様は、自分が嫌な味だということをPRする役目を持っていると説明されています。ハムシの方は、どうやらその模様を真似て、鳥に警戒心を起こさせているもののようです。
ナナホシテントウ | イタドリハムシ |
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