"しらさぎ"のいろいろ (2002.11)
写真提供:平田寛重氏
探偵「平塚で見られる"しらさぎ"は4種類。コサギ・チュウサギ・ダイサギそれにアマサギだ。」
博「大中小がそろっているんだね。」
探「種類を見分けるには、大きさの他に、くちばしの長さと色、足の色がだいじだね。ダイサギやチュウサギは季節によってもくちばしのいろが変わるから注意しないとね。」
物「アマサギっていうのは白くないじゃない。なぜ"しらさぎ"のなかまに入れるの?」
探「アマサギも秋から冬には、オレンジ色がほとんどなくなって白くなるからだよ。もっとも平塚では冬にはほとんどいないけどね。」
博「ほかの種類は1年中いるの?」
探「コサギとダイサギは一年中、チュウサギとアマサギは夏鳥で4月から10月くらいだね。たまに冬を越す個体もいるけどね。」
●コサギ/いちばん普通に見られる"しらさぎ"。1年中、くちばしは黒く、足は指だけが黄色い。春頃には頭の後ろに長い冠羽が伸びる。金目川や相模川でよく見られ、浅い水の中を歩き回って魚などをとる。 | ●チュウサギ/平塚では少なく、夏から秋に水田でカエルなどを探すのが見られる。春から夏にはくちばしが黒いが、秋には黄色くなる。足は1年中黒い。コサギより体は大きいが、くちばしは短い。(写真は夏羽) |
●ダイサギ/大きくて、首も非常に長い。数は多くないが金目川や相模川で普通に見られる。春から夏にはくちばしが黒いが、秋から冬には黄色くなる。浅瀬で待ちぶせして大きな魚をすばやくとらえる。(写真は冬羽) |
●アマサギ/コサギよりさらに小さいサギ。春から夏には、頭から胸がきれいな「亜麻色」をしている。くちばしはいつも黄色く、足は黒い。水田で見られ、バッタやカエルをとらえる。(写真は特にきれいな夏羽) |
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