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(2007.5)
物子「私は、定番(ていばん)のナノハナにしたわ。でもちょっと不思議(ふしぎ)だったのは、4枚の並び方ね。2枚ずつ向き合うようについているなんて思っていなかったわ。」
探偵「アブラナ科の花は、みんなこういう花びらの並び方をしている。ナズナとかタネツケバナとかいろいろ観察してごらん。ところで、ナノハナと呼んでいる植物にはいろいろな種類があるんだ。物子ちゃんが観察したのは、セイヨウカラシナという帰化植物みたいだね。」
博「ぼくは、ドクダミ。この白い部分は、たしか花びらじゃないんだよね。」
探偵「ドクダミの白い部分は苞(ほう)と呼ばれている。花の集まりを包む役目をした部分だね。ドクダミの場合は、花自体は雄しべと雌しべしかない簡単な作りで、苞が目立つようになっているんだね。」
ナノハナ<花びらが4枚> | ドクダミ<苞(ほう)が4枚> |