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自然探偵/ハシブトガラスとハシボソガラス

ハシブトガラスとハシボソガラス (2002.1)

ハシブトガラスとハシボソガラスの頭の比較
物子「カラスに2種類あるって、どういうこと?」
探偵「日本全体ということになると、5〜6種類も黒いカラスがいるんだけどね。神奈川県で普通に見られる種類はハシブトガラスとハシボソガラスの2種類なんだ。」
博「どこが違うの?」
探「それが案外難しい。まず頭の形を見るんだけど、くちばしが太くておでことの間に段差があるのがハシブトガラス、くちばしが細目で段差がないのがハシボソガラスだ。」
物「そんなこと分かるかしら。」
探「正確には双眼鏡を使わないと難しいね。鳥の観察には双眼鏡が必需品だ。」
博「声は同じなの?」
探「だいたいは、カアって澄んだ声で鳴けばハシブト、ガアと濁った声で鳴けばハシボソなんだけど、いつも聞き分けられるとは限らないよ。」
物「ふーん。カラスの観察って難しいんだ。」
探「がっかりすることはないよ。冬のねぐらは、ハシブトガラスもハシボソガラスも一緒に使うから、種類の違いを気にしないで記録をとればいいんだ。」


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