カマキリの見分け方 (2000.10)
神奈川県で見られるカマキリには7種類があります。ただし、ウスバカマキリは可能性があるだけで、はっきりした記録はありません。それらのカマキリの成虫は下に示したような特徴で見分けることができます。自分の見つけたカマキリの種類調べにチャレンジしてみてください。
A.大きさ3.5cm以下の小さなカマキリ。
B.成虫でも翅が退化して小さい。背中の中央にこげ茶色の縦すじがある(図1)。
・・・・・・ヒナカマキリ(暗い林の林床を歩いている)
B.後翅が長くて前翅よりも後ろにはみ出し、その両側がとがる(図2)。
・・・・・・ヒメカマキリ(神奈川県ではまれ)
A.大きさ4cm以上の中型〜大型のカマキリ
B.前足の内側に黒い模様がある。
C.前足の黒い模様は基節にも腿節にもある(図3)。
・・・・・・コカマキリ(草地に多い)
C.前足の黒い模様は基節だけ(図4)。
・・・・・・ウスバカマキリ(草地にすむ。神奈川県からは未発見)
B.前足の内側に模様はない。
C.前翅に白い紋がある(図5)。
・・・・・・ハラビロカマキリ(雑木林や公園などに普通)
C.前翅に白い紋はない。
D.左右の前足の間の胸は目立たない淡い黄色(図6)。
・・・・・・オオカマキリ(草地や林縁に多い)
D.左右の前足の間の胸はよく目立つやまぶき色(図7)。
・・・・・・チョウセンカマキリ(草地に普通)