わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

ジョロウグモの雄雌

大きなメス・小さなオス (2001.9)

ジョロウグモのメスとオス 「ねえ、探偵。このジョロウグモの網には2匹クモがいるんだけど、どうして。」クモに興味が出てきた博君はくわしく観察を始めたようです。
 「どれどれ。なるほど、いいことに気づいたね。結論から言うと、下にいる大きなクモはメスのジョロウグモ、上にいる小さいのはオス(→のところ)なんだよ。
 ちょっと細かい話になるけど、クモには8本の足があるって知っているだろ。その他に、口に近いところにもう1対、触肢(しょくし)と呼ばれている部分がある。おとなのオスは、そこが丸くふくらんでいるのですぐに分かるんだ。」
 「でも、どうしてメスの方が大きいの?」
 「これから卵を産む、メスの方が大きいというのは合理的だろ。でも、オスもメスも同じような大きさのクモもいるから、それだけでは説明がつかない。ジョロウグモのなかまの特徴ということかな。
 それとね、一つの網に何匹もオスが来ている網もあるから探してごらん。」

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