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自然探偵と生きものごよみ
探偵「もう３月か。今年もそろそろ始めるかな・・。」
物子「探偵ったら、何を始めようっていうの？ずいぶん中途半端な時期ね。」
博「普通、何かを始めるのは１月か４月だよね。」
探「人間の社会のことは、１月か４月に始めるのがいいんだけどね、生きもののことはそうじゃないよ。３月になると、いろんな花は咲き出すし、小鳥はさえずり始めるだろ。そこで、『生きものごよみ』をつけ始めようというわけさ。」
博「『生きものごよみ』って何なの？」
探「動物や植物をいつ観察したか、記録していってね、１年間のいつ頃見られるかを暦（こよみ）のようにまとめたもののことさ。」
物「へえ、ちょっとおもしろそうね。私たちにもできる？」
探「もちろん、できるさ。まず、定期的に観察する場所やコースを決める。１週間に一度か、１０日に一度は記録をとりたいから、家の近くがいいね。それに、長いコースだとたいへんだから、30分くらいでひとまわりできるような場所がいいんじゃないかな。」
博「学校のとなりの公園だったらいいかな。」
物「そうね、あそこなら原っぱも雑木林もあるしね。」
探「いいと思うよ。それじゃ、生きものの種類ごとにこよみ作りのヒントを紹介するね。」
→ 花ごよみを作ろう
→ 鳥ごよみを作ろう
→ 虫ごよみを作ろう