わたしたちは「相模川流域の自然と文化」をテーマに活動している地域博物館です

自然探偵、生きものの死を語る<死体の掃除屋> 平塚市博物館公式ページ

死体をかたづける虫たち (2005.9)

ミミズの死体に群がるアリとオオヒラタシデムシ

物子「わあ、なんか不気味ね。アリがいっぱいたかってる。」
探偵「不気味なんて言ったら、掃除屋さんに失礼だろ。これはミミズの死体だけど、アリの働きで、すぐに片づけられてしまうんだから。」
博「大きな虫はなんなの?」
探偵「オオヒラタシデムシという名前だ。シデムシのなかまも働き者の掃除屋で、ヘビとかネズミなんかの死体があると、すぐに集まってくる。ほかにも、ハエのなかまも大事な掃除屋だ。」
物子「ハエの幼虫が『ウジ』よね。ウジがわくということは、死体の掃除をしてくれているとも言えるわけか。ちょっと、見直したわ。」
探偵「ほかにカラスとかトビも掃除屋の役目をしているね。自然界では、大小の掃除屋が働いていることが、死体をあまり見ない一つの原因ではあるね。」


→ 「自然探偵、動物の死を語る」のトップへ
→ 自然探偵のトップへ
→ 平塚市博物館トップへ


平塚市博物館 254-0041 神奈川県 平塚市 浅間町12-41
電話:0463‐33‐5111 Fax.0463-31-3949
ページの先頭へ