春のチョウ (2001.3)
春らしい虫と言えば、チョウのなかまがあげられます。春先に出てくるチョウの中には、成虫で冬を越した種類が少なくありません。ムラサキシジミもその一つですし、キタテハ・アカタテハなどのタテハチョウのなかまもそうした種類が多くあります。やぶれた羽を持つ個体も多く、厳しい冬を耐えてきたことがうかがわれます。また、モンシロチョウやアゲハチョウのようにさなぎで冬を越したものもあります。ミヤマセセリは幼虫で冬を越す種類で、早春にだけ雑木林に姿を見せます。都市部では減少の目立つチョウでもあります。
ムラサキシジミ | ミヤマセセリ |
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