足型をとろう (2000.12)
川岸や干潟などの水辺の泥の上で足跡を見つけたら、石膏(せっこう)で足型を作ってみましょう。
用意するもの:
1カレンダーなどの厚くてつやつやした紙を幅7〜8cm、長さ30〜40cmに切ったもの。
2焼き石膏(文房具店か画材店で購入)。
3石膏を溶くための紙コップと割りばし。
手順:
1泥の上についたはっきりした足跡を探す。
2紙をホッチキスでとめて輪にし、足跡を囲んで軽く泥に埋め込む。
3石膏を水に溶く。紙コップに3分の1くらいの水を入れ、上から石膏をさらさらとこぼしていく。混ぜないで、水面が3分の2以上石膏でおおわれるくらいが適量。
④割りばしで軽く2,3回かき回す。混ぜすぎないのがコツ。
⑤紙わくの中にそっと流し込む。
⑥1時間くらいで乾くので、それを取り出して水洗いする。
⑦紙や石膏を散らかさないように、きれいに片づける。
石膏で足型をとるのは、かっては警察が事件の捜査をする時にも使っていた方法です。私たちは自然警察の鑑識課というわけです。持ち帰った足型がどんな種類のものか、
足跡図鑑
で調べてみましょう。