道路をわたる子ガエル (2001.6)

水田に降る雨
 田んぼのある所に出ました。相変わらず雨が降り続き、水面にたくさんの波紋を作っています。
 舗装された農道を歩いていた探偵は、ふと足をとめ、「危ないところだった。」とつぶやきました。何が探偵をびっくりさせたのでしょうか。
 「ここを見てごらん。」探偵の指さす方を見ると、なんと小さな子ガエルが道路を横断していたのです。1センチにもならない大きさのカエルは、オタマジャクシからしっぽがとれて一人前になったばかりに違いありません。
 「アマガエルはオタマジャクシは田んぼで育つけど、カエルになると草原や林に引っ越すんだ。小さな体で道路を渡らなければならないカエルもいるわけだね。道路がぬれている雨の日は、横断のチャンスと言えるね。」
 無事に道路をわたれるカエルだけでなくて、交通事故に会うカエルもいるだろうな、僕たちはそう思いました。

道路を横断するアマガエル 横断し終わった子ガエル
道路を横断するアマガエルのこども 無事に横断し終わってツユクサの葉にとまった子ガエル



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