地鳴きは四季を通じて雄雌ともに発する声で短く単純な音からできているのが普通です。地鳴きがさえずりとはまったく違う声である種類も多く、ウグイスはホーホケキョというさえずりに対して、地鳴きは笹鳴きと呼ばれるチャッチャッという軽い声です。
地鳴きは簡単な声なので、レパートリーが少ないと思われがちですが、詳しく研究してみると、どの鳥も数種類から十数種類の声を状況によって使い分けています。ただし、日本の多くの鳥については研究が遅れており、それぞれの種類がどんな声の辞書を持っているのか、はっきりしていません。 それぞれの鳥がそれぞれのの場面でどんな声を出したか、記録してみましょう。カタカナの記録は客観的ではないので、本来は録音するのが望ましいのですが、メモだけでもレパートリーを知るきっかけにはなるでしょう。 |
☆チェック☆75表 |