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野鳥の観察 (5.体の手入れ)

水を浴びる

ガイドブック14 野鳥の観察 平成7年3月発行

羽毛の清潔を保つための行動にはいろいろなものがありますが、多くの種類で頻繁に行われるのは水を浴びることです。
水の浴び方にはいろいろなパターンがあり、次のように整理することができます。
 小鳥型・・・・・・浅瀬で翼で水をはねとばしてバチャバチャと浴びる。
 ハト型・・・・・・・少し深い水につかってゆっくり浴びる。
 カワセミ型・・・・ダイビングを何回も繰り返す。
 ツバメ型・・・・・飛びながら瞬間的に水に入る。
 カモメ型・・・・・水面に浮かんでバシャバシャと浴びる。

P62

62表 どの種類がどの浴び方

62 水につかるゴイサギ

P63
★集団水浴び
ムクドリでは、川岸に数百羽が集まって水浴びをすることがあります。一斉に水しぶきをあげているようすは、遠くからでもすぐそれと分かります。
ユリカモメもしばしば集団で水浴びをすることがあります。1羽が浴びていると、回りに他の個体も集まってきてだんだん水浴びの集団が大きくなります。そのようすは、水を浴びたい気分が次々に伝染していくようにみえます。

63 水浴びするキビタキの雌
★水浴びの時間
山の中では小鳥が水を浴びることのできる場所は限られているので、1ヶ所に次々に鳥がやってきて水を浴びることがあります。そうした場所を水場と呼んでいます。庭や公園に鳥を呼びたい時には、浅くて水がチョロチョロ流れている水場を作ると、よく利用されます。
そうした水場で観察していると、1日の中でいつ頃水浴びをする鳥が多いかを知ることができます。

※水浴びの時間表

4時 │─
5時 │─
6時 │─
7時 │─
8時 │─
9時 │─
10時│─
11時│─
12時│─
13時│─
14時│─
15時│─
16時│─
17時│─
18時│─
19時│─
20時│─