野鳥の観察 (3.泳ぐ)

ダイビング

ガイドブック14 野鳥の観察 平成7年3月発行

潜水できない鳥にとって魚などの水中動物を餌に利用するのは難しそうですが、水中に飛び込み、その勢いで少し潜ってつかまえるという方法を発明した鳥がいます。それがダイビングと呼ばれる行動です。
ダイビングを行う種としては、アジサシ類・カワセミ類・カツオドリ類などがあり、これらの種は水中で嘴で魚などを捕らえます。またタカ類のミサゴは脚から水中に突っ込み、鋭い爪で魚を捕らえます。また、ユリカモメのようなカモメ類も時にダイビングを見せることがありますが、あまり上手とはいえません。
多くの鳥は飛びながら獲物を見つけ、ねらいをつける時にホバリング(→p.22)をよく用います。カワセミ類では、枝や杭などにとまって待ち伏せ、ねらいをつけることもよくあります。

P30
※採餌のためではないダイビングとしては、水浴び(→p.62)のためのものがあります。

☆チェック☆30表