野鳥の観察 (2.飛ぶ)

初認と終認

ガイドブック14 野鳥の観察 平成7年3月発行

毎年11月になるとツグミが姿を現し、冬が近づいたことを知ることができます。このように渡り鳥は季節の変化を私たちに知らせてくれる風物詩になっています。
それぞれの渡り鳥をそのシーズンに初めて観察した記録を初認、最後に観察したのを終認と呼んでいます。初認や終認は、毎日にように観察しているフィールドでのものがいちばん意味があり、長年にわたって記録を積み重ねていくと、年による変化を知ることができます。終認記録を残すのは、こまめなメモをつけていくことが不可欠です。下に代表的な渡り鳥の表を作りましたので、3年間くらい気をつけて記録をしてみてください。

26表 初認と終認をつけよう