野鳥の観察 (2.飛ぶ)

渡る

ガイドブック14 野鳥の観察 平成7年3月発行

日本で見られる鳥の中で、渡りをしない留鳥性の種類は約15%に過ぎず、ほとんどの鳥は距離の長短はあるにしても渡りという季節的な移動を行っています。どの場所で観察をしていても、季節によって見られる種類が違うことは簡単に確かめることができます。しかし、渡っている鳥の姿を直接見る機会は多くはありません。それは、夜間渡る種類が多いこと、群れずに1羽づつ渡る鳥が多いことに原因があります。しかし、表にあげたような種類の渡りは実際に観察チャンスがあります。ぜひ自分の目で見てください。なお、外洋を走る船に乗っていると、海上を渡っていく小鳥の姿を見るようなこともあります。

☆チェック☆渡る姿が見られる鳥 25表