野鳥の観察 (2.飛ぶ)

飛ぶ鳥の脚は?

ガイドブック14 野鳥の観察 平成7年3月発行

飛んでいる鳥の脚はどんな姿勢で保たれているでしょうか。サギなどでは後ろに伸ばしていますが、小鳥類では前に縮めるようにしています。この二つの脚の保ち方は鳥のグループによって決まって 脚を前にしたシジュウカラがいます。身近な鳥がどちらのタイプか観察してみましょう。飛んでいる時には分かりにくく、着地の瞬間が見きわめるチャンスです。

P21-2

☆チェック☆21表

★寒い国では
普通は脚を後ろに伸ばしているカモメの仲間などで、脚を前にしておなかの羽毛にしまって飛んでいることがあります。これは北海道のような寒い地方で見られ、防寒のためと考えられています。長い脚を持ったタンチョウヅルでも脚を前にしまって飛んでいることがあるそうです。