多くの鳥が昼間を活動の時間にしているのに対し、夜行性の鳥と、先に上げた昼夜性の鳥は夜間もいろいろな行動を行っています。そうした鳥でどんな行動を観察したかチェックしておきましょう。
夜行性の鳥の中に、夜に行動するために体の仕組みにいろいろな適応が見られます。それがもっとも発達しているのはフクロウ類で、乏しい光を利用するための前向きの顔と大きな目、聴覚で獲物を探すための大きな耳と上下に少しずれたその位置などに、その適応を見ることができます。ヨタカにもいえることですが、樹皮に似た模様の羽を持ち、保護色が発達しているのは、昼間の捕食の危険を避けるためでしょう。 | |
☆チェック☆94表 ツバメは、都市化して明るい環境に適応して夜間も街灯の回りで採餌する個体が見られますが、イギリスではヨーロッパコマドリが夜間さえずる習性が急激に広がっているそうです。日本の鳥でも今後そうした例が出てくるかもしれません。 |
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