山入口でバスを降り、南西へ向かう道に入っていくと、丘陵地に入りくんだ谷合いに、山田屋敷、山入、四十畑の部落が続いています。このあたりは水田はなく、平坦地は畑に利用され、斜面は雑木林、沢沿いはスギ林になっています。大きな農家は生け垣や屋敷林に囲まれ、道角に大きな常緑樹を背負った祠も見られます。農業を通して、長い年月をかけて作られた部落の景観、そこに見られる生活と自然の調和に目を向けて歩いてみましょう。丘陵地に縦横に走る、細い山道をたどるのも楽しいものです。 |
あし 上井ノ口行きまたは井ノ口経由大秦野行きで山入口下車。一周徒歩約2時間。 |
かって水田であった谷沿いの湿地 |
谷戸の暗い林でひっそりと冬を越すルリビタキ |