Echinochloa crus−galli | |
(イネ科) | |
イヌビエは低地に広く分布する一年草だが、変異に富みその分類はなかなか困難である。本地域のものは生育地、出穂期、大きさ、葉や穂の色、葉の縁の肥厚の程度、芒の有無、小穂の大きさ、小穂の第一包穎の大きさと第3穎(第1小花の護穎)の革化の有無などの特徴によって、イヌビエ(ケイヌビエ)、タイヌビエ、ヒメイヌビエの3群に整理できる。イヌビエは川岸や休耕田のような湿地に群生し、大型で葉の縁はあまり厚くならない。主に8〜9月に穂を出し、小穂はしばしば紫色を帯び、またしばしば長い芒を持つ(ケイヌビエ)。第3穎は革化しない。低地全域に分布し多い。 | |
イヌビエの水田から伸びた穂 |
イヌビエ分布 |
ケイヌビエ |
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