Rana sakuraii | |
(アカガエル科) | |
ナガレタゴガエルは、近年東京都の奥多摩山地で発見された種類で、低山地に分布し、早春に渓流の淵で産卵する。タゴガエルと比較すると、色や形はよく似ているが、水かきがよく発達し、より水中生活に適した特徴をもっている。産卵期の雄はタゴガエルよりもさらに皮膚がたるんでぶよぶよになり、水中で雌を待ち伏せ、現れた雌の前足の下を強く抱きしめる。間違って魚などに抱きつくこともあるという。神奈川県では丹沢山地に広く分布していることが近年明らかにされたが、タゴガエルよりも生息地が少ない。 | |
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ナガレタゴガエルの分布 |
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