Rhacophorus buergeri | |
(アオガエル科) | |
渓流にすむカエルで、5月から7月にかけてキューイ、キューイ、キュルキュルキュルと聞こえる美声を谷間に響かせる。普通は夕方から鳴き出すが、最盛期には昼間も鳴き、流れの上に顔を出した石にのって鳴いている姿を見ることができる。神奈川県では丹沢と箱根の渓流に広く分布し、山麓部でも声を聞くことができる。房総半島の清澄山には広く分布しているのに、大磯丘陵や三浦半島の丘陵地では記録がないのは興味深い。平塚では金目の金目川で声が聞かれた記録がある。体は平たく、褐色で不規則な斑紋があり、色の濃淡は周囲の環境によって変化する。また雄は雌に比べて小形。流れの中の石の下に卵塊を産み、オタマジャクシは口が吸盤になっていて流れの中での生活に適応している。 | |
カジカガエル |
カジカガエルの分布 |
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