6月を迎え、水田に水がはられると、にぎやかなカエルの合唱が聞こえるようになります。ゲッ、ゲッ、ゲッ、・・・と元気に鳴き続けるのがアマガエルで、このカエルは雨を告げる動物としても知られています。昼間に急に鳴き出すと、夕立ちが来たりすることがあるからです。 アマガエルは体の長さがわずか3,4cmの小さなカエルですが、のどにある鳴き袋をいっぱいにふくらませて、信じられないくらい大きな声を出します。懐中電灯で鳴いている姿を照らし出す機会があったら、その懸命に生きる姿に感動することでしょう。 水田が埋め立てなどで少なくなるにつれて、アマガエルも減少しています。中には、その声をやかましいと嫌う人もいるようですが、季節の風物詩として味わう気持ちを持ちたいものです。 | |
のど袋をふくらませて鳴くアマガエル |
通常の緑色をしたアマガエル |
木肌に似た茶色っぽい色に変わった個体 |
珍しい色変わりの青いアマガエル |
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