メダカほど名前のよく知られた淡水魚は少ないでしょう。しかし、本物のメダカを見たことのある人は少ないはずです。飼育されている赤いヒメダカは別にして、野生の黒いメダカは近年急速に数が減っているからです。神奈川県全体でも、野生のメダカが生き残っている所は数えるほどしかなく、平塚市内ではおそらく絶滅してしまったと考えられます。多くの人がメダカと呼んでいるのは、フナやオイカワの稚魚であることがほとんどです。なぜメダカがいなくなったかの原因としては、水の汚れ、用水路の改修などがあげられます。なお、メダカによく似たカダヤシという北アメリカ原産の魚が日本に持ち込まれ、少し分布を広げています。平塚市でも金田の用水路で見つかったことがあります。 | |
メダカの群れ(小杉 正則氏 撮影) |
メダカとカダヤシ |
|
|
|