平塚の水辺 (海辺の自然)

11月 ビーチクリーンアップ

最終更新 1999年9月

砂浜を歩くと、多くのゴミが打ち上げられています。見るだけでうんざりという人も多いでしょうが、どんな物がどんな状態で流れ着いているかを知ることは、そのゴミが生態系に与えている影響を知る上でだいじなことです。
 海岸のゴミは近年、世界的な問題となっており、その実態調査も地球規模で行われるようになりました。日本では、国分寺市に事務局のあるクリーンアップ全国事務局が中心となって、春と秋の2回、一斉調査を呼びかけ、その結果はアメリカのCMC(海洋自然保護センター)に送られ、世界的なまとめがされるようになっています。
 博物館では、1990年から定期的に「漂着物を拾う会」を催し、浜に流れ着いている自然物の人工物の観察を行ってきました。今年の9月12日の会では、ビーチクリーンアップに協力し、ゴミの調査を行いました。その結果をご紹介します。海岸清掃が行われた後だったために、ゴミは少な目でしたが、それでもこれだけの物が見つかったということは、海全体の汚れは相当なものになっているのでしょう。 

手分けしてゴミ拾い

集まった漂着物

分類をする

調べた場所 平塚市虹ヶ浜海岸
 調べた時間 1998年9月12日 午前9時半〜11時
 調べた範囲 海岸線100m×30m(3000平方メートル)
 参加した人 34名
            見つかった物
            プラスチック片    302
            タバコのフィルター  313
            食品用の袋        5
            お菓子の袋       10
            容器のふた        1
            レジンペレット    263
            ストロー         9
            ライター         3
            釣りのルアー       1
            釣り糸          5
            ロープ          1
            おもちゃ         1
            生活雑貨         2
            文房具          1
            注射器          1
            スポンジ        37
            発泡スチロール片   444
            金属片         29
            空き缶          5
            タバコの箱        2
            紙片          17
            紙パック         2
            空きビン         1
            レンガ          2
            電球           1
            ゴム片          2
            輪ゴム          1
            ボール          7
            花火          17
            履き物          3