砂浜を歩くと、多くのゴミが打ち上げられています。見るだけでうんざりという人も多いでしょうが、どんな物がどんな状態で流れ着いているかを知ることは、そのゴミが生態系に与えている影響を知る上でだいじなことです。 海岸のゴミは近年、世界的な問題となっており、その実態調査も地球規模で行われるようになりました。日本では、国分寺市に事務局のあるクリーンアップ全国事務局が中心となって、春と秋の2回、一斉調査を呼びかけ、その結果はアメリカのCMC(海洋自然保護センター)に送られ、世界的なまとめがされるようになっています。 博物館では、1990年から定期的に「漂着物を拾う会」を催し、浜に流れ着いている自然物の人工物の観察を行ってきました。今年の9月12日の会では、ビーチクリーンアップに協力し、ゴミの調査を行いました。その結果をご紹介します。海岸清掃が行われた後だったために、ゴミは少な目でしたが、それでもこれだけの物が見つかったということは、海全体の汚れは相当なものになっているのでしょう。 | |
手分けしてゴミ拾い |
集まった漂着物 |
分類をする |
調べた場所 平塚市虹ヶ浜海岸 調べた時間 1998年9月12日 午前9時半〜11時 調べた範囲 海岸線100m×30m(3000平方メートル) 参加した人 34名 見つかった物 プラスチック片 302 タバコのフィルター 313 食品用の袋 5 お菓子の袋 10 容器のふた 1 レジンペレット 263 ストロー 9 ライター 3 釣りのルアー 1 釣り糸 5 ロープ 1 おもちゃ 1 生活雑貨 2 文房具 1 注射器 1 スポンジ 37 発泡スチロール片 444 金属片 29 空き缶 5 タバコの箱 2 紙片 17 紙パック 2 空きビン 1 レンガ 2 電球 1 ゴム片 2 輪ゴム 1 ボール 7 花火 17 履き物 3 |
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